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志紀side
「今戻りました、ってあなたたち、仕事はどうしたんですか!!あぁ扇くん少し待っててください」
扇くんを連れて帰った私の目の前には、信じたくない光景が。あれだけやっておけといった書類がたんまりと残っていました。
はぁ
何でこんな方たちが生徒会なんだろ
「あれれ~、志紀ちゃん、その子誰?」
今しゃべったのは、会計の柊。生徒会の中では比較的常識人です。
「彼は今学期からここの生徒、そして、生徒会補佐役になった扇くんです。」
「へぇ有り難いね~。これで風紀とかからの嫌みが減るかも~。」
「ふん、そんな平凡を生徒会にいれるだと?要らねーよ。」
この暴言紛いを言ったのが会長の桜賀。彼もまぁ、桜祇の親戚みたいな感じです。この性格は嫌いです。俺様で。
「理事長からの決定事項です。」
「チッ」
舌打ちしたいのはこっちです。
『あの…よろしくお願いします(ペコ』
「会長とか無視してくださって構いませんよ。この書類やってください。会長と書記のです。」
『わかりました。』
~15分後~
『終わりました。』
えっ
早い。
「「もうおわったんですか(のか)」」
『はい。』
「ほら、会長。彼使えるでしょう。」
「扇くん。これからよろしくお願いしますね。」
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