プロローグ<ツイてる彼女>

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惑星パルムの草原。 パルムの原生生物ヴァーラがいる。 動かず立ち尽くしているヴァーラが、後ろ向きに倒れた。 そこに立っていたのは一人の女性。 白銀の髪を風になびかせ、金色の瞳で倒れたヴァーラを見据えた。 手に持つのは、セイバー。 髪と同じ白銀。 瞳と同じ金。 そんな二つの色を持つ剣<アンビシオン>。 それを一度振ってヴァーラの血を落とすと、ナノトランス(物質を粒子化させ歪曲空間に送る技術)させた。 辺りを確認すると、女性は踵を返してその場を去る。 辺りには、多くの原生生物が転がっていた。 惑星パルムのグリングリンファームでの出来事。
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