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「それでこそ魔眼所有者だ!!」
そして咲羅もまた全ての弾丸を放つ。
部屋の中央で激突した威力の怒涛は大気の爆発を生み、室内は急激に膨張した大気によって霧が発生した。
「──……」
視界を遮られた形だが、咲羅には未来の位置が手を取るようにわかっている。
その位置へ向けて槍を手に飛び出したのだが、咲羅はその最中、聞く。
「効果発現:
────敵性攻撃吸収強化」
『承認:
固有術式【鬼哭醜々】
────展開します 』
「ッ!!」
聞こえたのは確かに【天殲恋華】による術式強化の電子音。
ハッとして足を止めた咲羅は、霧がある一点を中心に高速で集まっていく流れを見る。
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