Glorious World 上巻

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また、自衛隊や警察など、国家の防衛を司る機関は全て咲羅に支配されており、その武力を躊躇なく振りかざしていた。 幾度となく国会議員や一般市民が集団で抗議したが、全てが暴力で押さえ付けられた。 また、国際社会においても重要な位置を占める日本のクーデターに、世界は国連を通じて咲羅の独裁態勢を批判。 アメリカに至っては条約に基づき、武力行使も辞さないと宣言してきた。 だが、しかし。 アメリカ軍も国連の多国籍軍も、この一週間、日本に軍事的な牽制すらすることはなかった。
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