Glorious World 上巻

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原因は3つ。 1つ、日本が以前と同じように、貿易や政治外交などの国際関係を維持していること。 2つ、日本国民が危機感を覚えていないということ。 そして、3つ。 クーデター軍の戦力が、全く馬鹿に出来ないものだということだ。 《神ノ聖国》旗艦、パレ・カルディナルを始めとして、陸海空全ての自衛隊を傘下に収めているのはもちろんのこと。 東京都立高等学校と提携を結ぶ、数多くの大学の戦争部や、《都市級》高校の戦争部までもが、クーデター軍として参戦しているのだ。 彼らは全て、クーデターが起こる前に、時限式の強力な洗脳魔法を掛けられており、今では人でありながら操り人形と化してしまっている。 日本は魔法の力を本格的に軍事転用している数少ない国であり、その力は他国にとってまさに未知数。 また、クーデターの首謀者が持つとある兵器にも、彼らは強い恐怖感を抱いていた。
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