Glorious World 上巻

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そう──……『魔眼』の存在だ。 日本の高校生による戦争部の全国大会の様子は、全世界に放映されている。 ルミアリスの【死教再誕】。或真の【天壊暴風】。流歌と未来の【天殲恋華】。 そして、首謀者・獅堂咲羅の【天軍総長】。 その力は現代の軍隊にはない、文字通り一騎当千の力。 機龍や機神は各国でも導入されてはいるものの、音速を超える程度の速度しか出せず、どうして光速で移動する人間に勝てるというのか。 それゆえ、魔法とはあのような無茶苦茶な事象をも引き起こせる力なのかと、世界一の軍事国家でさえ腰が引けている有様だ。 また、《五大頂》の存在が、各国の弱腰に拍車を掛けている。 彼らは、アメリカが声明を発表した直後に、米軍横須賀基地をたった5人で半壊に追い込み、敢えて撤退した。
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