序章

2/2
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
-ハァッ…ハァッ!!!! 少年は…息を切らせて山中を走る… 『-…うっ…くぅっ…っ!!』 両目から…大粒の涙を流しながら…っ!! そして… 少年は…京都の町並みを見渡せる程の丘まで登り詰め… 『-く…ッ…うっ…うぅっ…あああぁっ…!!!!』 その丘からハッキリと見える…『燃え盛る本能寺』を見つめ…両膝を地面に着けて泣き叫ぶっ!!!!! 『-…うあぁあぁああぁあああぁああぁあぁああぁあぁあああああぁああぁあぁあっ!!!!!』 -信長…様っ…!!!! -小太…郎っ…!!!! …二人の名を… …心の中で何度も… …朝日が昇るまで… …………………… …………… …… 蘭丸は…泣き叫び続けた… †RANMARU† 原案 挿絵 宇谷 尋壬
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!