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すると洋平が急に立ち上がり男の目の前まで歩いていった。
「すみません。僕を辞退させてもらえないでしょうか・・・」
担任が大声で怒鳴る。
「何を言うんだ山田!!!これは大変名誉なことで選ばれた者の義務でもあるんだ!!!!参加したくても参加できないヒトがたくさんいるんだぞ!?」
「先生の言う通りです山田くん。あまりそういう発言は……」
男の言葉を遮り洋平が訴える
「僕はこんなゲーム参加したくありません!僕は頭も良くないしお父さんにもお母さんにも心配かけたくない!だから辞退させ………」
ピッピッピッピピピーーーーー
急に電子音が鳴り始めた次の瞬間・・・洋平の首輪が爆発し首から上がなくなった………………………
「「キャーーー!!!!」」
「「うわぁぁぁ!」」
クラス中が混乱する中、男は笑顔で話始める。
「だから忠告をしたんですよ…
今後こういった発言は控えて頂くようお願い致します。
こちら側としても無駄に人数を減らすことは望んでいませんので。」
な…何が起こったんだよ・・・・
洋平…………どうして洋平が…
怒鳴ってやりたいが声が出ない
それは目の前で起きたことによる混乱からか、もしくは殺されることを恐れてなのか・・・・
自分の小ささを思い知らされた・・・
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