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説明があった後も男はいろいろ話をしていたが洋平のことがショックでおれの頭には何も入ってこなかった。
ダウトなんて他人事だと思っていたおれにはつらい現実だ。
男が教室から出ていき昼の12時からゲーム開始。それまでは自由時間だと和が教えてくれた。
しかし誰が王様で誰が貧民か分からない中、いつもの賑わいはなく教室で考え込む者や校内を歩き回る者などそれぞれが落ち着かない様子だ。
そんな中でも龍平と和、健吾にルナとあかりはこのゲームで一緒に行動しよう、と提案してくれた。
とにかく今はいかに多くの人数でクリアするか考えなければならない。
龍平がいつになく真面目に喋り始めた。
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