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ジグは、言いたいだけ言うと、掛布を被って横になった。
残されたイライは、力が入らない体を無理矢理立たせた。
頭の中は、混乱するばかりだった。
ジグの言い分が正しいはずがなかった。
どんなに正当化しても、妖魔を召喚することに変わりはない。
だが、イライのように故郷を蹂躙されることが他のところで二度と起きなくなるのなら、それはそれで意味があるのではないか。
妖魔召喚と聞くだけで、いまだに目の前が暗くなりそうになる。
それをアスールに何と説明すればいいのか。
そしてーーー
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