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「さて、休みましょうか。明日、ジグにはっきりと言いますからね。」
それを聞いて、イライはジグに捕まれた腕に無意識に触れた。
半ば無理矢理聞かされたジグの言葉は、強烈だった。
「イライ?どうしました?」
勘の鋭いアスールが、すぐに気づく。
「見せてご覧なさい。」
「あ・・・」
「・・・・・・・・」
アスールは、有無を言わさずイライの袖をまくった。
そこには、ジグの強い力で握られた痕がくっきり残っていた。
何も言わないアスールに、イライは狼狽えた。
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