10317人が本棚に入れています
本棚に追加
「私の継承式にアスール様においでいただき、お二方にはご迷惑をおかけしました。」
「え、いや、全然っ!」
「全くですよ。本当にあの時はもう。」
「アスール!」
かつて、前風の賢者テオドアの引退と第一位の弟子が起こした大罪の裁き、それに伴いレイゼルにアスールが一時帰還しその間にイライが毒草によって命を落としかけた。
それは、イライも覚えていたが、目の前の賢者の責任ではない。
イライは、慌ててアスールをたしなめたが、アスールに通じた様子はない。
「次は、十賢人です。彼らもとても優秀なんですよ。」
最初のコメントを投稿しよう!