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もしかしたら、彼女は、いや魔法使いたちすべては、自分がアスールとともに暮らしここまでついてきたことを不快に思っているのではと、昨日からイライは考えていた。
キャスリンとは一度イフェメラの森で会っているが、その時はイライの存在はほぼ無視された。
「その・・・」
「私はあなたに謝らなければならない。」
勇気を出して話し掛けたイライの出鼻はくじかれた。
キャスリンの方から話し掛けてきたのだ。
キャスリンは、足を止めて振り返った。
青い瞳が印象的な美少女。
炎の賢者になる前は、髪もその瞳に合う金髪であったという。
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