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「案内しよう。大きな島ではないが、それなりに賑わっているぞ。あなたにもお土産を買ってあげる。ここの記念に。」
「ええっ!だ、だから、そんなことしてもらったら・・・」
「・・・・・私たちは、感謝の表しかたが上手くない。でも、私はアスール様とついでにジグにもよくしてくれたあなたに、何かしてあげたい。」
普段は無口で感情を殺している彼女が、多少の無理をしながらもイライに気持ちを伝えようとしている。
イライは、有り難く好意を受けとることにした。
二人は、街の方に降りていった。
一方。
アスールを前に、会議が始まっていた。
こちらは、あまりよい話とは言えなかった。
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