魔法使い、選択する

53/68
前へ
/800ページ
次へ
「かなりの人手を派遣しなければなりませんねえ。魔具については、それしかないでしょう。ご苦労様でした。」 淡々とした言葉に混じってのねぎらいの言葉に、魔具、結界、封印の3人の賢人の表情が、一瞬緩んだ。 「妖魔妖獣に関しては、事態の沈静化を図った後も暴れるようでしたら、木の賢者と力の賢人が必要な人数を選抜して赴いてください。」 「御意。」 「承知いたしました。」 「汚染された水や大地については、水の賢者と地の賢者に任せます。復興に尽力してください。」 「心得ました。」 「お任せください。」 アスールの指示に、誰もが従う。
/800ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10317人が本棚に入れています
本棚に追加