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~幸村が去った後の生徒会室~
空・海「「あぁ逃げられちゃった」」
蓮「ゆき・・・」ショボン
朱「いったい何が嫌なのでしょう」
神「絶対捕まえてやる」
ガチャ
栞「たっだいまぁ~」
空・海「「おかえりぃ」」
みんなソファーに座ってる。
真ん中のテーブルには一枚の紙と紅茶。
栞「あれぇ?さっきまで誰かいたのぉ?」
朱「えぇ」
空・海「「ゆっきぃがいたよぉ」」
栞「ゆっきぃ?誰ぇ?」
朱「河原幸村君ですよ」
栞「あぁ~朝神に目ぇつけられた人ぉ?」
蓮「・・・グスッ」
蓮はソファーの上で膝を抱え、デカイ体を丸めて泣いていた。
栞「で、なんで蓮はこんななってんのぉ?」
蓮の頭を撫でながら聞く。
蓮「・・・グスッ・・・ゆきに・・・嫌われた・・・グスッ」
空・海「「蓮が泣いてる!?」」
栞「人に懐かない蓮が珍しいねぇ」
朱「昔の知り合いみたいですよ」
栞「へぇ~。で、神はなんで怒ってんのぉ?」
神「なんでもない」
空・海「「ゆっきぃにフラれたからじゃない?」」
栞「神がフラれたぁ?めずらしい」
神「そんなんじゃない」
朱「生徒会に入ってくれなかったんです」
栞「生徒会に?」
この学園の生徒なら喜んで入るはずなのに。
栞「クスッ、面白そうだねぇ♪」
空・海「「でしょぉ」」
なぁ~んて会話をしていた。
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