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ひたすら走って校舎を出た。 「はぁはぁ・・・疲れたぁ」 ベンチを見つけてとりあえず休憩。 「あっ鞄・・・」 教室に寄らなかったから忘れてきた。でも財布も携帯もポッケにあるしいいか。 「ってか寮は何処だ?」 右か左か・・・いや、前か後ろか・・・悩んでいると前から人影が。 やっぱり聞くのが一番早いだろう。 「あのぉ!!」 ?「あ"ぁ"」 わぁぁお!?不良さんだ!! たいして怖くないけどね。 だって・・・俺より小さい(笑) 「寮って何処にありますか?道がわからなくて」 ?「チッ・・・ついて来い」 お!断られると思ったのに意外と優しい人かも 「ありがとうございまーす」 不良さんについていくこと30分。まだ!?ねぇまだなの!? どんだけ歩くの!? ?「ここが寮だ」 それからさらに15分。 つ・・・着いた・・・ 長かった。これから毎日これを往復するの?ねぇ?まぢ無理!! 「ありが・・・えぇぇぇ!?」 ?「?」 お礼を言おうと不良さんを見ると不良さんの後ろに建つ建物に目を奪われる。 何コレ。コレが寮なの!? 俺の前に建つ建物。世間ではコレをマンションと呼ぶのでは? コレ絶対億ションでしょ!! 寮じゃないし!! 「コレが・・・寮・・・」 ?「?早く入るぞ」 「あ・・・ハイ・・・」 言われるがまま寮に入る。 開いた口が塞がらない。 ロビーにシャンデリア? しかも真ん中吹き抜け? え?え?何コレ。 ?「お前部屋は?」 「知らないです」 ?「チッ・・・」 舌打ちですか。面倒かけてすいませんね。 不良さんは受付に置いてあるベルを鳴らす。 チリンチリン♪ ベルって・・・ ?「はいは~い」 そう言って受付の中のドアから一人の男?が出てきた。
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