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?「あらぁ~凪ちゃんじゃないのぉ」
今日も可愛いわねなんて言ってる。
凪「うぜぇ」
?「何か用かしら?」
凪「コイツが部屋知らないって」
?「コイツ?」
そう言って凪と呼ばれた不良さんの後ろにいた俺を見る。
?「あらぁ~♪凪ちゃんと一緒で可愛い子じゃなぁ~い♪」
「・・・」
?「お名前はぁ?」
「河原幸村です」
?「あぁ~、外部生の子ねぇ~。ちょっと待ってねぇ~」
そう言って男?の人は受付の下をゴソゴソ漁る。
?「はい。コレがカードキーよ。」
「ありがとうございます」
?「私は寮管のキャサリン」
凪「ちげぇだろ」
直「チッ・・・松田直樹(まつだなおき)よ。キャサリンって呼んでね♪わからない事や困った事があったらいつでも言ってね♪」
「・・・はい」
直「部屋は・・・あらぁ~♪裕君と一緒じゃない♪」
「裕君?」
直「そう♪新城裕也(あらきゆうや)君♪すっごいカッコイイ子なのよぉ~」
凪「面倒事が増えそうだな」
「え?」
凪「俺は金城凪(きんじょうなぎ)。3年で風紀の副委員長だ。何かあったらすぐ俺に言え」
「わかりました。ありがとうございます」ニコッ
凪「!?」
直「あっカードキーは名前の通り部屋の鍵よ。それがないと部屋に入れないから気をつけてね。後は買い物や食堂でも使えるからね」
「わかりました」
直「1階に食堂と売店があって、2階は娯楽室。3階~5階が1年生、6階~8階が2年生、9階~11階が3年生、12階が生徒会・風紀、13階が大浴場・トレーニングルームになってるわ」
「・・・」
凪「おまえは大浴場には行かないほうがいいぞ」
「なんでですか?」
直「幸ちゃん可愛いから襲われちゃうかもね」
「襲っ!?」
直「部屋にもお風呂あるからね」
「・・・わかりました」
直「部屋は532号室よ」
「はい。ありがとうございます」
直「いつでも遊びに来てね♪」
そう言って手を振って寮管と別れた。
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