04

3/12
5493人が本棚に入れています
本棚に追加
/435ページ
?「あらぁ~凪ちゃんじゃないのぉ」 今日も可愛いわねなんて言ってる。 凪「うぜぇ」 ?「何か用かしら?」 凪「コイツが部屋知らないって」 ?「コイツ?」 そう言って凪と呼ばれた不良さんの後ろにいた俺を見る。 ?「あらぁ~♪凪ちゃんと一緒で可愛い子じゃなぁ~い♪」 「・・・」 ?「お名前はぁ?」 「河原幸村です」 ?「あぁ~、外部生の子ねぇ~。ちょっと待ってねぇ~」 そう言って男?の人は受付の下をゴソゴソ漁る。 ?「はい。コレがカードキーよ。」 「ありがとうございます」 ?「私は寮管のキャサリン」 凪「ちげぇだろ」 直「チッ・・・松田直樹(まつだなおき)よ。キャサリンって呼んでね♪わからない事や困った事があったらいつでも言ってね♪」 「・・・はい」 直「部屋は・・・あらぁ~♪裕君と一緒じゃない♪」 「裕君?」 直「そう♪新城裕也(あらきゆうや)君♪すっごいカッコイイ子なのよぉ~」 凪「面倒事が増えそうだな」 「え?」 凪「俺は金城凪(きんじょうなぎ)。3年で風紀の副委員長だ。何かあったらすぐ俺に言え」 「わかりました。ありがとうございます」ニコッ 凪「!?」 直「あっカードキーは名前の通り部屋の鍵よ。それがないと部屋に入れないから気をつけてね。後は買い物や食堂でも使えるからね」 「わかりました」 直「1階に食堂と売店があって、2階は娯楽室。3階~5階が1年生、6階~8階が2年生、9階~11階が3年生、12階が生徒会・風紀、13階が大浴場・トレーニングルームになってるわ」 「・・・」 凪「おまえは大浴場には行かないほうがいいぞ」 「なんでですか?」 直「幸ちゃん可愛いから襲われちゃうかもね」 「襲っ!?」 直「部屋にもお風呂あるからね」 「・・・わかりました」 直「部屋は532号室よ」 「はい。ありがとうございます」 直「いつでも遊びに来てね♪」 そう言って手を振って寮管と別れた。
/435ページ

最初のコメントを投稿しよう!