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朱「私もいますよ」 「副会長・・・」 朱「朱李って呼んでくださいって言いましたよね」 「・・・はい・・・朱李先輩」 呼び方なんてどうだっていいジャマイカ。 「会長と副・・・朱李先輩もご飯ですか?」 朱「いいえ」 じゃぁなんで? 神「・・・」 「会長?」 何も答えずガン見されてる俺、なんなんだよ!! 神「・・・神だ」 「?」 ・・・神だ? ・・・まさか会長も名前で呼べって事か? 何故そこまで呼び方にこだわるんだ? あぁぁぁ面倒っ!! 「はぁ・・・何しに来たんですか?神先輩」 神「お前を探しに来た」 おぉ!名前で呼んだら答えた!! ってか俺を探してた?なんで? 「何か用ですか?」 神「ん」 そう言って一枚の紙を俺の顔に突き付ける。 なんだ? 「これ・・・」 生徒会に入る為の書類。 こいつまだ諦めてなかったのか!?まぢめんどくさっ!! 会長から紙を奪ってクシャクシャに丸めてポイッ。 神「なっ!?」 「俺は嫌だって言いましたよね?」 神「おまえ絶てぇ諦めねぇからな」 「さっさと諦めてください」 神「嫌だね」 はぁ・・・駄目だな。話にならない。どうしようかなんて考えてたら 「あっ!?俺のケーキ!!」 空斗が俺のケーキを食べてた。 空「ぅむっ!?」 「ちょっ!?何食べてんすか!?」 半分以上残ってたケーキが残り1/4位になってた。 空「えへへ」 えへへじゃねぇし!! 俺の・・・俺の・・・ 「グスッ・・・」 大・太・裕・空・海・蓮 「「「「「「っ//!?」」」」」」 可愛い// みんなが顔を赤くしてる(俺の後ろにいた会長と副会長は俺の顔が見えなかったみたいだ)のを俯いて泣いてた俺は知らなかった。 弥「たかがケーキで泣くなんて・・・おまえ本当男かよ。ありえない。馬鹿だね」 「うっ、うるさい!!おっ、俺、のっ、ケー、キっ・・・うっうっ」 蓮「ゆき・・・泣かない・・・で」 蓮が頭を撫でて慰めてくれる。 空「ゆっきぃごめんね・・・」 神「ケーキくらい俺が新しいの買ってやるよ」 え? 「ホント!?」 後ろにいた会長を振り返り見る。 神・朱「「//!?」」 俺は椅子に座ってる。会長と副会長は立ってる。つまり上目遣い。そして泣いていたので潤んだ目。 「?」 さらに首を傾げてしまった。 神「あぁ////」 神だ!!ここに神がいる!! 「やったぁ!!神先輩ありがとっ!!」ニコッ 神「///////」 会長ノックダウン。 この後会長が頼んだケーキを食べて幸せいっぱいの俺の顔を見て、弥生は呆れ、栞は弥生に夢中、他は会長と同じくノックダウンしたとかしてないとか。 ケーキに夢中だった俺はそんな事知らずにルンルンで部屋に戻った。
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