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なんと言えば良いのか…気まずい感じになりかけた時、お袋がポッリと呟いた。
「ねぇ~優…スケベって、どういう事?」
「あのね、真琴のから」「だあ~っ!! もう終わり!!」
オレは、真琴の手を引いて部屋に向かう。
「あっ、真琴と」「ダーメ」
優が真琴と寝る…と、言うより先に釘をさした。
恥ずかしさで一杯だけど……
真琴の手をしっかり握り締めた。
これからは、自分の…オレ達の幸せの為に生きるんだ。
優をはじめ、この場にいる全員に宣戦布告だ。
「ここから先は、誰にも譲らないから」
これはオレの決意表明だ。
「おやすみ」
あんぐりと、口を開けているみんなを尻目に、にやりと不敵に笑ってみた。
Fin.
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