プロローグ

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そう、オレはこの学校で、イケイケ男子高校生とやらになって、三年間青春まっしぐらな生活を送りにきた。 この学校で生まれ変わるんだ。 この学校で昔の自分を忘れるんだ。 だからこそ、片道二時間もかけたこの場所を選んだ。 いや、本当の理由はもう一つあるんだけど、それはまだいいか。 電車がトンネルの中に入ると、車内が真っ暗となり、正面の窓に自分の姿が映った。
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