始まる青春

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「あのー…」 ぎこちなさそうなその声に反応し、振り向いてみる。 そこには大きなメガネをかけた、坊ちゃん頭の、イケイケ度ゼロといっても過言でない男がいる。 「な…なんだよ」 イケイケ度の低い連中と絡むことになると、周囲からは同類の目で見られ、学年一の人気者というオレの夢は崩れ落ちる。 ここはテキトーにあしらおう。
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