短編集

もう、いいかな？

初めまして、城島林檎です。

僕の通っている学園は全寮制で初等部から大学部まであるんです。

通っている人達の六割以上がお金持ち等のご子息で、将来の為にここでパイプを作ったり、外に出ても見苦しくならないようにマナーなどを学んだりします。

僕も初等部から通っているんですが、なんというかここではステータスが全てみたいなところがあります。

ここで偉いのは容姿のいい方、学のある方、ご実家の方の力も立派なステータスになります。

僕もある程度の成績を納めていますし人気ランキング（僕は抱きたいの方です）にも入っていますが、もちろん家柄もソコソコだったので何らかの役職につく予定でしたが、僕はその時会長の親衛隊隊長を務めていたのでその話は無しになりました。

僕が家を継ぐと決定したのは僕が中等部の時でした。
なので、今のうちに人の上に立つ仕事をしようと思ったのです。

会長にはなれません。それは分かりきっていたので、親衛隊長を目指そうと思い至りました。

会長の親衛隊に入ったのは規模が一番大きかったからです。

そして隊長の地位をいただいたのは僕が高等部一年の時期でした。