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そう思いながらも、クラスに入って、いつもどおりに…過ごしてるのに…。
何でだろう…？
直人がいつものように
ちょっかいを出して来ない。
いや、それよりも、あいさつすら無かった…。
「…。」
私は沙羅と一緒に、次の教室に向かっていた。
「…麻琴？」
「うん？沙羅…どうしたの？」
「麻琴…やっぱ何か変だよ！元気ないよ？」
「…えっ？」
嘘…。沙羅の前では元気で居ようって…頑張ろうって…思ってたのに…。
逆に、沙羅を心配させてしまった。
私は、思わず涙がこぼれてしまった。
「…あれ？」
何で…涙が出るの？
何で…。
必死に泣き止もうとしたけど…、涙がどんどん流れていって…。
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