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そんな事を考えていると一限目のチャイムが鳴った。
「ヤバッ、一限目体育じゃん!?沙羅、早く行かないと!」
「うっ…うん!」
私たちは急いで体操着に着替え、ダッシュで校庭に向かった。
「ヤバいよぅ…森克に怒られる…」
「怒られて済めば良いけど。」
そう…体育の先生。
森田秀克…通称森克。
熱血な先生で、授業に遅刻したら、罰として何かをやらされる…。
校庭を何往復だとか…。
とにかく、一番遅刻しちゃいけない教科を遅刻してしまいそうなのが、現実…。
「沙羅!急いで!」
「うん…!?麻琴!危ない!」
「えっ…」
それは一瞬の事だった。
私の方へボールが飛んできたのだ。
「えっ…」
ぶつかる…思わず目を瞑った。
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