恋の始まり

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「…あれ?」 痛くない…? ゆっくりと目を開けるとそこには直人の姿が… 「直人…?」 「麻琴…平気か?」 「うっ…うん…大丈夫だけど」 「…そっか」 それだけ言うと、直人は飛んできたボールを返しに行った。 「…。」 「麻琴!大丈夫…?」 「うん。平気だよ。」 でも、何で助けてくれたんだろう。 別に、助けてくれなくても良かったのに…。 「あっ…。森克。」 「お前等…前に遅刻するなと言ったよな。」 「「…はい。」」 結局、私たちは皆がサッカーをやってる間、ずっと校庭を走らされていたのだった…。 「つ…疲れた…。」 「ねっ…。」 私たちはぐったりしながら、教室に向かっていた。
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