複雑な恋心

2/6
前へ
/19ページ
次へ
あの日は、あのまま何も無く帰ったけど…。 「…直人と気まずい。」 あの事があってから、何か、話しかけずらいって言うか…。 何でなのかな? 今まで、普通だったのに…。 と思いながらも学校に向かっていた。 「はぁ…」 "もう昨日からため息ばっかだな。" と思っていたら後からいきなり抱きつかれた。 「うわっ!」 「麻琴♪おはよう!ため息なんかついてたら、幸せ逃げちゃうよ?」 「あっ…沙羅。おはよ。」 「…どうしたの?元気ないよ?」 「えっ…?」 "やばい、沙羅に心配かけたくない!" 「何言ってんの沙羅!私は元気だよ!」 「…。…なら良いんだ♪」 と言うと沙羅はニコッと笑みをみせた。 "そうだよ…。沙羅に心配かけちゃ駄目だ。明るくならないと!"
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加