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「はーい」
千秋は台所から離れて来客を確認する
『千秋?』
「優じゃん!久しぶり~」
柳瀬優
千秋、羽鳥と中学校からの付き合い。職業はプロアシ。巷では伝説のプロアシと呼ばれている。
「今開けるから!」
バタバタと玄関に向かって走っていく千秋を見送ったあとに羽鳥はお茶の入っているヤカンを見る
「………バカか?…」
ゴボゴボとお湯が溢れ、一緒にお茶っ葉も流れ出ているヤカンを見て、羽鳥は頭を押さえながら始末にかかった
その時千秋と柳瀬は部屋に来たものだから、お茶を始末している羽鳥を見た千秋は
「………」
睨む
ひたすら羽鳥を睨み付けた
羽鳥は、はぁ…とため息をつき始末中のお茶をコップにいれて千秋に飲ませる
千秋は口の中にお茶が入った途端苦い顔をした
「マッズ!トリ、早く捨てて!」
「お前が沸かしたんだろ…」
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