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-ポーン-
「まもなく~○○~○○~御降りの方は-」
早速、駅を降りた俺-。
周りを見渡すと田んぼだらけのテレビでよく見るような田舎という田舎だった。
山の木々には綺麗なピンク色の今の季節にぴったりの桜が満開に咲いている。
民家は点々としていてそれほど多くはない。
「さて、別荘を探しますか」
俺は背負っていた旅行用リュックから小さな手書きの地図を取り出し別荘を探し始めた。
小さな田んぼ道をしばらく歩くとハイキングコースと書いてある看板が見えてきた。
地図には、ここに入っていくと書いてある。
しかし真昼間なのにその山道は妙に薄暗くとても異様な雰囲気を醸し出していた。
まるで、この先に自分の身に何があるのかを知らせるかのように。
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