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連絡を受けたのは臣が入院した2日後のことだった。
あまりに急な展開に頭がついていかずに、ただ呆然と白いベッドに横たわる恋人の姿を眺めるだけ。
「…臣…」
ボソリと呟いた名前は返事も無ければきっと、相手の耳にも届いてないのだろう。虚しくも自分の声だけが響いた。
心にぽっかりと穴が空いた
早く目を開けてよ
もう一度、名前を呼んで
その腕で優しく包んで
独り善がりの思いだけが加速し、募っていく。
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