誕生日。

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そして、おめでとうも言ってくれないパパに 誕生日だよ、と膨れて見せる。 『自分で言うなよ』と苦笑いしながら 後部座席のドアを開けると、 目の前に何かが飛んで来た。 『プレゼント』 浅黒いパパの顔が少し赤くなったのを見逃さなかった。 私の為に選んでくれた事が嬉しくて、 大はしゃぎで包みを開ける。 中に入っていたのは洋服だった。 『お前らしいと思って』 なんて、またまた赤くなる。
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