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そして、会えないまま新年は明けた。
お互いが変に気を遣って、うまくいかなくなっていた。
更に数日後…
パパから告げられたのは『お別れ』だった。
「寂しい思いばっかさせて、
お前も辛いだろうし、俺も嫌だ。
前からずっと言ってるけど、
こんな年上でバツイチ子持ちのオッサンじゃなくて
お前を幸せにしてくれる人は他にもいるよ。」
私は懸命に否定し、一緒にいたいとすがった。
だって、私が好きなのは他の誰でもない、
『8コ年上でバツイチ子持ちのパパ』だから。
条件で人を好きになる訳じゃないし、
条件で嫌いになる訳でもない。
『パパ』じゃなきゃ意味が無い。
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