忘れる。

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そのうちの1人が良だった。 今度は年下の子もいいかな、なんて そんな気持ちで会う様になった。 良ちゃん、と呼んでいた彼は まるで子犬の様な子で、 私の名前を呼ぶ笑顔や 甘えんぼな性格がとっても可愛かった。 子供扱いされまいと一生懸命大人ぶる話し方も 友達の前でカッコつける態度も愛おしかったし、 長身のヒョロヒョロした体型も 女の子みたいな中性的な顔立ちも 全てが好みで、 彼から告白された時は嬉しかった。 彼ならきっと好きになれる、 そう思った。
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