忘れる。

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今だから言うけど、 痛いだけで全然気持ち良くなんてなかった。 それでも、私はカレを繋ぎ止めたかったんだ。 見た目はカッコ良くて、 人当たりも良い自慢の彼氏。 そんなカレが、 好きだよ、愛してるって いつも囁いてくれる。 私は幸せだって思いたかったの。 私はカレが好きなんだって、 こんなに愛されてるんだって。
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