忘れられないアイツ。

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『それで、友達に頼みまくってたんだけど、 全然金が足りなくて、 情けないけどお前に連絡した。 遠距離になるなんて嫌だし、 一緒にいたいから… だから、金、貸してくれないか?』 今思えば、 家が決まらなきゃ帰らなきゃいけないなんて 別に帰らなくてもいいじゃん、とか 本当に金が必要なら消費者金融でもいいじゃん、とか 思う事はあるけど… あのときは、ただ素直に、 カレを助けたかったんだ。
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