転入、旧校舎、指切り人形

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どれくらい走ったか分からないくらい私達は走り続けた。 『ろぉ~く』 数を数える声は消えない所か近付いてる… 「いつまで、追いかけるつもりよ!」 私は苛立ちながら言った。 「鬼ごっこだから俺達が捕まるまで追いかけてくるんじゃないか?」 息を切らしながら統が答える。 「で、でも捕まったら殺されるんじゃなかった?」 不安だった…だけど一人じゃないということが救いだった。でも私が皆を巻き込んだ事に変わりはない。
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