グリリン:こればっかりは譲れない。

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「何で……こんなこっ…と…んっ……はぁ…ん…っ…」 喋ろうとした瞬間、舌を入れられ深く深くキスされた。 同じ身体でも、リンとは違う荒々しいキス。 だけど、どことなく優しくて。 「はぁっ…はぁはぁ。グリード…っ、何でこんなこと…するの?」 やっと離れた唇。 荒い息を整える。 「俺のもんになれ、杏奈。」 なっ…!?グリード何言って……… 「ってゆーかリンは?!こんなことしてリンが黙ってる訳……」 「リンなら今俺ん中で気絶させてる。」 嘘……、どうしよう………。 あたしの上にはグリードがいる。 この状況、逃げようにも逃げられない。 「なぁ杏奈。」 もう一度グリードの顔が近づいてくる。 襲われるっ…! 身体はリンだけど……でも…っ……! 無意識にぎゅっと目をつぶった。
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