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「もう、時間の無駄よ。誰か他の人口説いたら?」
どーせ、あたしのことなんか遊びとしか思ってないくせに。
一国の皇子様があたしなんか相手にする訳ない。
「杏奈とがいいんだヨ~。だから早く終わらせテ!」
「しつこい、リン。」
「杏奈~、俺は本当に「もう、うるさいな!!仕事終わらないでしょ!!デートなんてランファンさんとかウィンリィちゃんとかと行けばいいじゃない!!
あたしは……っ…、あんたなんか好きじゃないのよ!!!」
シーン…と静まりかえったリビングに、
いつもよりも低い声が響いた。
「………わかっタ。じゃ帰るネ。」
そう言って、リンは窓から素直に帰った。
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