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ある日の放課後
教室で
タ「あれ、今日は珍しくユウジがいないな」
ミ「親父さんに怒鳴られるそうだよ、早く帰んないと」
タ「大変なんだな、ユウジも」
ガラ
誰かが教室に入ってくる
ヒデユキ(以下、ヒ)「あ、タケシと、バクテリアか」
ミ「なんだ、デオキシリボ核酸。まだ自首してなかったのか」
ヒ「通りで妙な腐臭がすると思ったぜ」
ミ「自分の足の臭い、分かってんなら治せよな」
タ「……」オロオロ
ヒ「おい、タケシ、こんなバクテリアと一緒にいたらお前まで微生物になっちまうぜ」
ミ「デオキシリボ核酸。頼みがある。息が臭いから五時間ほど息を止めてくれないか」
タ「……」オロオロ
ヒ「おっと、バクテリアと話してる時間なんてねえや。これからデートだった」
ミ「お前程度に靡く女がいるとは思えないな。そうか、メスのゴキブリとデートか」
ガラ
ヒデユキ、教室を出る
タ「……」オロオロ
ミ「……」イライラ
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