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ある日の放課後
教室で
ユ「なぁ、ミノル」
ミ「あ?」ポリポリ
ユ「タケシは?」
ミ「バイトだって」ポリポリ
ユ「ふーん」
ミ「…」ポリポリ
ユ「…」
ミ「……」ポリポリ
ユ「……」
ミ「………」ポリポリ
ユ「さっきから気になってるんだけどさ」
ミ「ん?」ポリポリ
ユ「何食ってんの!?」
ミ「クッキー」ポリポリ
ユ「どうしたんだよ!?」
ミ「隣のクラスの女子からもらった」ゴクン
ユ「そうか…いくつ?」
ミ「たくさん」
ユ「後12個あるな」
ミ「そうだな」
ユ「問題だ。お前は12個のクッキーを持ってる。そして俺が一つくれと言った。お前が持ってるクッキーはその後、いくつになると考えられるか?」
ミ「12個」
ユ「くれないのかよ!?」
ミ「当たり前だろ、カス」
ユ「いいじゃん、くれよ!!」
ミ「命を捨てる覚悟があるなら、これに手を伸ばすがいい」
ユ「クッキー一つで命の危機!?」
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