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職員室なのに大喜びしてはしゃぎ過ぎた余り、他の先生に厳しく怒られ、減給された丸ちゃんからの垂れ流し情報によると…
どうやら明日、県外から転校生が来るようだ。
女の子らしく、"頭脳明晰でとてもいい子だ!!"と丸ちゃんは言っていた。
"丸山先生はその子にお会いした事無いでしょう?"
…と他の先生に言われているのを聞いて、すぐにただの丸ちゃんのイメージにしか過ぎない事が判明したけど。
でもまぁ…女の子なら男子は大喜びだろう。
女子の人気は皆、夕夜に取られてるから、うちのクラスの野獣共は女子に飢えてるからな…。
僕は…別に彼女が欲しい訳じゃないから、女子だろうと男子だろうとどっちでもいいけどね。
「海斗-、聞いてる?」
「ゴメン、華音。考え事してて聞いてなかった…。」
「もうッ!!明日、楽しみだね!!って話だよ!!」
「ちゃんと俺らの話聞いとけよ-、海斗。」
「あぁ…そうだな。楽しみだ。」
この時の僕は、この転校生が僕の日常生活を大きく変える事になるとは、思いもしなかった――…
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