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「俺に言うことがないか?」
帰ってきた弟は何故か怒っていた。何故かわからなかった、思い当たる節が多過ぎて。とりあえず、
「今日の晩飯は何?とか?」
「晩飯は抜きにしてやろうか?」
違ったようだ。ちなみに晩飯の当番は私だ。外す位が面白いかなと思ったが、冗談で済まないレベルの話らしい。それでも私的にはあまり思い当たる節が絞れない。困った。
「あー、なるほど、そういうことか。いや、でも流石に実の姉弟で告白するとかされても私でも引くわ」
更にふざける私、表情だけは笑顔で応える弟。
「とりあえず一発殴ってもいいか?」
さて、誤魔化すのも限界か。多分、あの不思議な隣人のことだろう。話したくはないが本題に入ろう。
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