信じぬ者の憂鬱、信じる者の幸福
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鳴らなかった目覚ましとにらめっこなんかしても勝てる訳などない。もちろんにらめっこは笑った方が負けだが、遅刻当確の俺は笑う暇などあるはずもなく、敗者として自己最速の身支度を目指す。 年が明けて新学期初日、正月気分が抜けていないと言われても言い訳は効かない。そんな日に俺は出会った、運命の人に。もちろんそれは俺の台詞なわけがない、断言しておく。
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