プロローグ

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それが3日前のことだ 今、私は世界防衛機構機動兵器対策本部の戦闘陽動班に所属している 陽動班での私の仕事は歌うことだ 戦う者のため 死んだ者のために ああ、あと敵を誘き寄せるためでもあるか 私達陽動班は私を含めて10人 陽動の核となるのは私の歌だ 他の9人は私の護衛 「どうしたんですか?夕日見ながら新曲でも考えてるんですか?」今話してきたのもその護衛の一人 間宮健斗、コールネームはミヤ ちなみに私のコールネームはディーヴァ、そのままである 「いや、少しこのところあったことを整理してたんだ」 「そうですか…本当にいろんなことがありましたよね…今生きてることが信じられませんよ…」 「だからこそ私達は死んだ者の分まで生きなきゃいけない」 「そうですね…」 「もうすぐブリーフィングか」 「はい行きましょうか」 私とミヤは変わり果てた地上をあとにした
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