第一章

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「え?」 「教えてくださいっ!」 「あっ…今は…1863年…文久三年だが…」 「えっ…」 嘘だ… 「2xxx年じゃない…!?」 「「「は?」」」 》ストンッ… 「高宮くん!?」 私は力が抜けて座り込んでしまった。 タイムスリップなんて… 「近藤さん…」 「なんだい?」 「これから私が言うこと…信じてくれますか?」 「えっ…とぉ…」 「全て信じてくれますか…?」 「あ」 「内容によることぐらいわからねぇのか?」 「歳…」 「…ですよね…」 やばい…泣きそう…でも… 相手は【鬼の副長】。 泣いたって逆に危なくなる。 「内容によるが…話してみないかい?」 「近藤さん…っ。」 …正直に話すのが一番かも。 「これから話すこと… 私からしてみれば事実… ですが…信じがたい事実… 半信半疑で聞いていただいても構いません。」 「高宮くん…」 「それでも…よろしいでしょうか?」 …お願い…近藤さん… 「歳…」 「…何も聞かねぇで娘を殺すなんざ、更に悪名がまわるからな…」 「…歳…!」 「おい高宮。話してみろ。」 えっ…【鬼の副長】が… 「土方…さん…」 「早くしろ。」 「…ありがとうございますっ!」
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