86人が本棚に入れています
本棚に追加
「私は未来から来ました。」
「未来?んなわけ」
「歳。」
「…すまん…近藤さん…」
「…私は…2xxx年から来ました。」
「…」
「私が住むのは神奈…いまの相模の国に住んでました。
学校…いまの寺子屋のような所で勉強をして、家に帰る途中洞窟を見つけたのです。」
「おい高宮。お前、文字読めるのか?」
「…たぶん…」
あれ?でも…この時代の字ってぐにゃぐにゃしてるよね…
「…でも…もしかすると読めないかもです…」
「どっちだよ…」
「土方さんすみません…」
「…まぁいい。続けろ。」
「あ。はい。
その洞窟を見つけた瞬間、突然の頭痛と目眩で洞窟の中に入ったんですが…
そのままそこで倒れたのです…」
「それでこの時代にきた…ってわけか。」
「…そうです…
あ。そういえば…洞窟…」
「洞窟?そんなものありませんよ?ねー?土方さん♪」
「総司…その言い方やめやがれ…」
「え?…ない…?」
「はいっ♪僕が巡察していたら、人通りの少ない道に倒れてましたけど。」
「え…?」
「なんでこんな餓鬼拾ってきたんだ。総司。」
「奇妙な服だし、女の子だし。
道端に倒れてた女の子を、土方さんは見放すのですか?」
「…」
…沖田さんが助けてくれたらしい。
「沖田さん、ありがとうございます。」
「いぇいぇっ。」
最初のコメントを投稿しよう!