第一章

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「私は未来から来ました。」 「未来?んなわけ」 「歳。」 「…すまん…近藤さん…」 「…私は…2xxx年から来ました。」 「…」 「私が住むのは神奈…いまの相模の国に住んでました。 学校…いまの寺子屋のような所で勉強をして、家に帰る途中洞窟を見つけたのです。」 「おい高宮。お前、文字読めるのか?」 「…たぶん…」 あれ?でも…この時代の字ってぐにゃぐにゃしてるよね… 「…でも…もしかすると読めないかもです…」 「どっちだよ…」 「土方さんすみません…」 「…まぁいい。続けろ。」 「あ。はい。 その洞窟を見つけた瞬間、突然の頭痛と目眩で洞窟の中に入ったんですが… そのままそこで倒れたのです…」 「それでこの時代にきた…ってわけか。」 「…そうです… あ。そういえば…洞窟…」 「洞窟?そんなものありませんよ?ねー?土方さん♪」 「総司…その言い方やめやがれ…」 「え?…ない…?」 「はいっ♪僕が巡察していたら、人通りの少ない道に倒れてましたけど。」 「え…?」 「なんでこんな餓鬼拾ってきたんだ。総司。」 「奇妙な服だし、女の子だし。 道端に倒れてた女の子を、土方さんは見放すのですか?」 「…」 …沖田さんが助けてくれたらしい。 「沖田さん、ありがとうございます。」 「いぇいぇっ。」
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