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平助くんが食べ終わったのを確認してから、私は口を開いた。
「平助くん、大丈夫?」
「おー。…ごめんな?汚かったよな…飯を口の中にいれながら、しゃべるなんて…」
「いや…私がいきなり話しかけたからだし…」
「…あ。質問って?」
「あー…私さ、今16歳なんだけど、みなさんは何歳くらいなの?
…ってゆうか…20歳過ぎてるの?」
「あー。年齢かぁ…
俺と一くんが一番下で、まだ20いってないよ?
総司は…22だったっけな…
土方さんや左之さんは………ごめん。忘れた!」
「あ…いえいえ!;大丈夫です!
…ていうか、平助くんと斎藤さんって同い年なの?」
「あぁ。まぁ。」
「なんか、性格が正反対だからわからないなぁ(笑)
斎藤さん20より下なんだ。」
「"一緒なんてありえない"って、何度も言われたよ(笑)まぁ、もう慣れたけど(笑)
…梓さぁ、一くんが20過ぎてると思ってたの?」
「うーん…見た目は若いのに、話すこととか、しゃべりかたがすごく難しかったり丁寧だったりするから…」
「………俺はいつだって同じようにしゃべる……
…別に難しい話はしてない………し、平助と同い年なのは確かだ……
…平助が子供っぽいだけだ…」
「一くん!?…そんなにしゃべるっけ…」
「俺だって、しゃべるときぐらいある………。
……意見があれば普通に意見する…
でなければ新撰組幹部など…務められないだろ……」
「って、正論並べてるようにみえるけど、一くんさぁ、梓さんに
"20過ぎてないようには見えない"
って言われたこと根に持ってるんでしょ?
そうでしょ?(笑)」
え…
なら、謝らなきゃだよね…
「斎藤さん…すみません…」
「っ!?…何故謝る…
高宮は自分の意見を言っただけだろう……?」
「いえ。それでも斎藤さんが傷ついたんなら謝らなきゃいけませんし。」
「……高宮………」
「一くん、箸とまってますね。…いらないんですか?」
「っ!?…総司!」
「遅いですよwもう食べちゃいましたよw
………………豆腐を。」
「貴様っ!俺の豆腐!…返せ。」
「いやいや(笑)もうお腹の中ですからw」
「貴様の分をいただ……もう食ったのか……」
「…斎藤さんって、豆腐好きなのかな…」
「梓、一くんの一番の好物は豆腐だからね?」
「へぇ…(笑)」
斎藤さん、好物とられてムキになれるんだ…
意外だなぁ(笑)
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