第四章

2/9
前へ
/93ページ
次へ
「土方さん!」 「お。来たか。…行くぞ。」 「はい!」 幕末に来て二日目! 今日の予定は土方さんと、着物を買いにいきます! 昨日の服は洗濯しているので、ハナに着物を借りました(笑) 着方もわからないので、ハナにやってもらいました(笑) ありがとう!ハナ! …でも【鬼の副長】とか… …大丈夫かな? 「…で、その着物は誰のだ?」 「え?…あぁ。ハナのです!可愛いですよね!」 土方さんから話し掛けてくれた! よかっ… 「…まぁ…似合ってはいるんじゃねぇか?」 「っ!…ぁ…ありがとうございますっ/////」 …よくないかも。 …変な意味で緊張する!//// てかこんなこと普通に言うとか… …土方さんって…天然な女たらし? 「ま。昨日のまんまじゃ、この時代は危険だからなぁ…」 「え?」 「異国を嫌う奴らが多いからな。もし、お前を異国人だと勘違いしたら斬りかかる輩もいるかもしれねぇからなぁ…」 「…そうですね…」 …そうだ…時代が違うんだよね。 「ぁ…時代が違うこと、そんなに気に病むな。」 「え?」 「ぃゃ…もしかすると、さっきの俺の言葉で、そんな暗い顔してるんじゃねぇかと… …そっ…そうじゃないなら気にするな!」 …土方さん… 「…心配してくれてるんですか?」 「そっ…そんなたいしたもんじゃねぇよ…」 …【鬼の副長】か… そうは見えないけどな…(笑) 「まぁ…あれだ!帰れる方法が見つかるまでは、きちんと面倒くらいはみてやるから。 …気にするなよ…」 「はい(笑)ありがとうございます(笑)」 …【鬼の副長】は本当は優しい人なんだなぁ。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

86人が本棚に入れています
本棚に追加