第四章

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「ほい。」 「ありがとうございます!」 「…なんか腹すかねぇか?」 「え?」 …お腹すいたのかな? 「…いや…すいてねぇんならいい。」 「土方さんはお腹すいてますか?」 「え?…いや…別に。」 ふうん…私のことを気にしていってくれてるのかな? たぶん、甘味処に行かないか、っていう誘いなんだろうなぁ。 甘味処かぁ…甘いものかぁ… …和菓子…食べたいかも… それにずっと歩きっぱなしで、慣れない下駄をはいてるから、足痛いし… 「土方さん、甘味処に誘ってくれるのですか?」 「…まぁ、そんなとこだ。…でも腹減ってないんだろ?」 「まぁ…お腹は減ってないけど、足は疲れました。…し、この時代のお菓子も食べたいです!」 「そうか…でも、そんなたいしたもん、食わせられねぇが、俺の行きつけの甘味処行くか?」 「はい!」 「じゃ、こっちだ。」 私たちは甘味処に寄ることになりました(笑)
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