第四章

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-------甘味処 「いらっしゃいませ!こちらへどうぞ!」 「わぁっ!これが…甘味処…」 「ほら、はやく座れ。」 「はいっ!」 「…こちらがお品書きです。」 …私は渡されているメニューを見ていたのだが… 「土方さん…読めません…」 …そう。この時代の字は読めない… 「そうだったな…そうだなぁ…お前、わらび餅好きか?」 「わらび餅!?大好きです!」 私は和菓子なら、わらび餅が一番好きだ。 「そうか(笑)なら、わらび餅にするか?」 「はい!是非!」 「よし。…なら、すみません。」 「いま伺いますー!…なんでしょうか?」 「わらび餅と、俺は…いつもので(笑)」 いつもの?…常連さんなんだなぁ… てか頼み方かっこいい! 「かしこまりました!」 可愛い店員さんだなぁ…! 「…あれ?梓さん…?…と、土方さんではありませんか。」 !?…あ… 「沖田さん!」 「!?…総司!」 「やっぱり… "土方さんっぽいなぁ"と思ったら…土方さんでしたか。 …そういえば、ここのわらび餅が大好きでしたよね。土方さん。」 …なんか沖田さん怒ってる…? 「沖田さんはどうしてここに?」 「あぁ…源さんにおやつがないことを聞いて、買いにきたんです♪ …梓さんは?」 「私は…」 「お待ちどうさまです!わらび餅と抹茶わらび餅です!」 …抹茶!?
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